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街全体が、あなたの「場」になる。Mindful City Kamakura Week が描く、鎌倉の新しい姿


本ブログは、2025年11月6日にKAMANEQさんに取材していただいた動画から書き起こしをさせていただいております。

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鎌倉に響く鐘の音、潮風に運ばれてくる線香の香り。古の石段を踏みしめるその一歩一歩が、実は、私たち自身の内なる歩みと重なっているとしたら——。

この秋、鎌倉は新しい表情を見せようとしています。8年間、建長寺を拠点に世界中から参加者を迎えてきた「Zen2.0 禅とマインドフルネス国際カンファレンス」が、今年は「Mindful City Kamakura Week」として、街全体へと広がりを見せるのです。

招集から共創へ──8年間の進化が辿り着いた場所

「鎌倉を遍く(あまねく)届けます。KAMANEQチャンネル」でのインタビューで、Zen2.0の主催者である宍戸さんとミキさんが語ったのは、この変化に込められた深い思いでした。

「いろんな課題が地球上でも起こってきてるかと思いまして。環境問題であったりとか経済格差であったり、そして心の問題であったりとかが、地域社会だけではなく、企業社会に取り上げられてる中で、私たちにとって日本の文化っていうのは実は、そこに対する良いソリューションと言いますか、解決策として、大きなヒントがあるんではないかなと。」 ▼ 動画の該当箇所(02:50~)はこちら

2015年に始まったZen2.0は、「マインドフルな地球」の創造を目指し、日本の精神性を世界へ発信してきました。そして2024年、コロナ禍を経てより高まったマインドフルネスへの関心を受け、新たなステージへの移行を決断したのです。

鎌倉全体が、あなたの「寺院」になる一週間

今年の「Mindful City Kamakura Week」は、11月16日から22日までの7日間。最大の変化は、プログラムが建長寺だけでなく、鎌倉全体に広がったことです。

「鎌倉全体、ある意味生活によりあの近しいところに生かしていけるようになできたらなと。で、その時にやっぱ自然とのあの繋がりが鎌倉っていうのは海もあり、山もあり、そういった風な環境をしっかり生かしていくこともできたらと思ってまして。」 ▼ 動画の該当箇所(07:16~)はこちら

海、山、森、そして数々の寺社仏閣。鎌倉が持つ豊かな自然と歴史的な空間が、マインドフルネスを体験し表現する舞台へと変わります。今年のテーマは「Spirituality in Nature──自然の中の霊性」。それは、禅だけでなく、神社でのプログラムや、鎌倉のあちこちで心を整える時間が生まれることを意味しています。

50の思いが紡ぐ、共創のフェスティバル

そして、もう一つの大きな変化。それは、プログラムの多くが地域の「共創者」たちの手によって生み出されていることです。

「思ってた以上の方から関わりたい、出展したいという風なお声をいただいたの本当に嬉しい。もうすごい僕らも知らなかったような方たちからもお声がけいただいたりとかして、すごいあの新しい発見がありましたですね。」 ▼ 動画の該当箇所(09:38~)はこちら

ワークショップ、伝統芸能、対話、演奏・表現、自然体験、展示、食、ビジネス──8つのカテゴリーに渡る50以上のプログラム。それらは、鎌倉を愛し、この街に思いを持つ人々が、自ら企画し、実現させたものです。口コミで広がった「Spirituality in Nature」というテーマへの共鳴は、想定以上の応募を生み、主催者が断らざるを得ないケースもあったほど。

鎌倉という街には、こんなにも多くの人が、こんなにも豊かな思いを持って暮らしていたのです。

三つの主催プログラムが描く、「整える」から「繋がる」への道

Zen2.0主催のメインプログラムは三つ。それぞれが、「自己」「自然」「繋がり」という探求の旅を象徴しています。

オープニング(11月16日)──鎌倉能舞台で、能の謡いから始まり、椅子坐禅、尺八演奏、そしてリジェネラティブ(再生的)な文化についての対話へ。

「自分を整えていくだけではなくてそれがこう自然と繋がって、自然が持続可能なだけではなく再生していく。Re-generativeg(リジェネラティブ)っていう言葉がありますけど、そういったことに繋がっていくっていうこと。その文化が日本にあるっていうことを、世界に発信されて日本でも紹介されてる小林さんという方にも登壇しながらですね。」 ▼ 動画の該当箇所(12:51~)はこちら

建長寺での坐禅体験(11月20日金曜日)──AIの時代だからこそ求められる禅。朝坐からの体験と、深い対話の時間。

クロージング(11月21日)──KKR鎌倉わかみやで、参加者が集い、語らい、この一週間を分かち合う場。

多様な出会いが待つプログラムの数々

主催プログラム以外にも、魅力的なセッションが目白押しです。スタンフォード大学でAI研究をする学者と茂木健一郎さんの対談(11月16日午前)、イタリアから来日する16歳から仏教を学んできたボディワーカーによるセッション。地元の陶芸家、料理人、ガイドたちが開く、それぞれの「場」。

「例えばイタリアの方、私の知り合いで鎌倉をちょっと観光案内してたら仲良くなってちょっと出てみたいっていうことだったので。」 ▼ 動画の該当箇所(15:17~)はこちら

このエピソードが示すように、今年のフェスティバルは、誰もが「出展者」として参加できる開かれた仕組み。曜日別、カテゴリー別、そして地図上でプログラムを探せる専用のナビゲーション画面も用意されています。

あなた自身が、街を紡ぐ「ウィーバー」になる

Zen2.0が「意識的な招集者」として世界のリーダーたちを集めてきたとすれば、Mindful City Kamakura Weekは「コミュニティ・ウィーバー」として、私たち一人ひとりを繋ぎ、街全体を編み上げていく試みです。

それは、一部の専門家のためのカンファレンスから、誰もが参加し、共に答えを創造していくフェスティバルへの進化。1対多のブロードキャストから、多対多のネットワークへの移行。そして何より、鎌倉が「舞台」から「主役」へと変わる瞬間です。

「鎌倉がそういう豊かな心の世界を育むような場所になったらなっていうことで、全然協力していければと思ってまして、今後の動きについては今年を踏まえながらまた考えていけたらという風に思っております。」 ▼ 動画の該当箇所(11:37~)はこちら

体験へのお誘い

でも、この発見の本当の面白さは、思考の中だけにあるのでしょうか?

もしかしたら、その答えは、鎌倉の石段を一歩一歩踏みしめる足音や、お寺の庭で頬に触れる風の感触、そして、この街で出会う人々との何気ない会話の中にこそ、隠れているのかもしれません。

今回のような探求の対話は、私たちのYouTubeチャンネルでいつでもご覧いただけます。時代を超えた叡智と今を生きる私たちの問いを結びつける対話を続けていますので、よろしければチャンネル登録でご一緒ください。

そして、もしあなたが「頭で分かる」から「体で感じる」へと、この探求を深めてみたくなったなら。この秋、鎌倉全体を舞台にした**「Mindful City Kamakura Week」**で、お待ちしています。自分、自然、そして出会う人々との繋がりを、五感で再発見する特別な一週間です。

今年のZen2.0は鎌倉の街全体を寺院とした 〜Mindful City Kamakura Week〜

この秋、鎌倉の街全体を舞台にした新しい挑戦「Mindful City Kamakura Week」がはじまります。11月16日から22日の7日間、海や山、森や寺社仏閣といった鎌倉ならではの豊かな自然と歴史ある文化空間が、マインドフルネスを体験し表現する舞台へと姿を変えます。

テーマは「Spirituality in Nature」。Zen2.0で8年間育まれてきた精神を礎に、日常に寄り添う実践をさらに広げ、誰もが自らの感性を持ち寄って共に創るフェスティバルです。プログラムはワークショップや対話、伝統芸能やアート、食やビジネスの取り組みに至るまで幅広く、参加者自身が「出展者」として企画し実現できる開かれた仕組みとなっています。

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福井県でも11月にZenのイベントを開催

Mindful City Kamakura Week
Zen2.0

This event is organized by Zen2.0.

Zen2.0は、神奈川県鎌倉市で毎年開催されている禅とマインドフルネスの国際カンファレンスです。

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